北新地まぐろ亭。

茶屋町のあたりを歩いていて、北新地まぐろ亭、という店を思い出した。気になってWebで検索してみたが、もう記憶のかなた、ほとんど痕跡も残っていない。


確か、ビルの一階から四階がまるごとひとつの店になっていて、どこかのフロアが中華料理、どこかのフロアが寿司が食べ放題だったのだ。それで驚くほど料金は安かった(大人1500-2000円くらいだったような)。


3回くらい家族で行ったと思う。子ども心にも寿司ネタは美味しくなかったが、とにかくいろんなジャンルのものが食べ放題になってるという、おもちゃ箱のようなつくりをした店に、幼少の頃の僕はなぜか魅了されていたのだ。美味しい記憶は全くないのだが、何度となく行きたいと親にせがんでいた記憶がある。


あれこそ、食をエンターテイメントにしたような店で、今の時代には一周回って流行るのかもしれない。もちろん価格設定とクオリティコントロールは見直したほうがよいが。子どもの頃の記憶が甦って、ふとそんな空想にふける。