良い夫?

とある高学歴芸能人夫妻の家事育児に関する論争を読んで戦慄が走った。というか、あの旦那はちょっと恥ずかしい、としか言いようがない。

公開された「良い夫辞めます」うんぬんの記事だが、まずもってそもそものレベルが良い夫なのか?という認識に間違いがあるのではないだろうか。本当のところどこまで努力していたかは知らないが、彼の場合は「自分が良い夫として思われたい」という気持ちが強すぎて、全ての行動のゴールがそこに行き着いてしまっていたように思える。

結局そうなってしまうと、自分自身で「ここまでやっていれば合格点のはずだ」などと勝手にゴールを決めて満足してしまうので、相手から本当に求められていることがなにか、ということに気づけていないのである。これは致命的である。自己満足で「俺は良い夫やってる」と思い込んでしまうくらいなら、「ダメな旦那」と割り切っているほうがマシだし、そもそも本当の良い夫は「俺は良い夫である」などという自己認識を持つことはない。