テント村。

春先の沖縄出張の際に、高江のテント村を通った。あの、辺野古への基地移転に反対する人たちが暮らしている場所のことだ。

道路脇にバラックが建ち並び、色とりどりののぼりがはためく。ガードレールにも横断幕が貼られている。平日の昼間ということもあって、人は疎らであった。

翁長知事が亡くなられた。最近沖縄に通いはじめた身としても、沖縄と沖縄を巡る動きには複雑な思いを持っていた。持たざるを得なかったと言ってもいい。そして、今年の春に体調を崩したという報に接してからは、彼が背負っているものの重さに、いたたまれない心持ちであった。本当にゆっくりと、魂を休めてもらいたい。

テント村の人たちはどうなるだろうか、そして沖縄の市井の人たちはどういう判断をこれから下していくだろうか。全てはこれからもう一度動きだしていく。ムーヴメントによって、辺野古移転が撤回されるシナリオもあるだろうし、その逆もあるだろう。誠実に、丁寧に行動を積み重ねたその先に、運命は転ぶはずだ。