サイコパス。

僕の属する業界でも、この人サイコパスに限りなく近いな、という人が何人かいる。ちなみに僕の属する会社にはそのような人はほぼいない。良くも悪くも非常に人間臭い人ばかりだ。

私見では、ある分野において卓越したパフォーマンスを出す人にはサイコパス的な資質を持っていることが多いように思う。もともとサイコパス的な偏った能力の持ち主で、その能力が仕事などにおいてハマったということなのだろう。それと引き換えに、ほとんどの人が持ちうる感情が欠落しており、それがサイコパス的と感じられるゆえんなのであるが。

それでも、長年にわたりハイパフォーマンスを出し続けているということは、ぎりぎりのところで本当のサイコパスではなく、良心のかけらを持っていたり、自分をコントロールする手段を持ち合わせているということなのだろう。勝ち続けなければ生き残れない世界というものは、それくらいのメンタリティがなければ泳いでいけないのかもしれない。

一方で、ハイパフォーマンスを叩き出す人が、たいへんな人格者であることも珍しいことではない。このあたりの対比はすごく面白い。