臆病。

しょうもないミスを立て続けに起こしてしまい、ちょっとへこんでいる。以前は同じようなことがあっても、けっこう大きい気持ちを保っていたのだが、今年に入ってからはなんだか、ちょっとしたことですぐに自信を失いがちな自分がいる。

気持ちが大胆になっている時は、ミスをしても一晩たてばすぐに忘れてしまうし、ある程度集中力が高い状態を保てているので、同じミスを繰り返すことはそれほどない。言わずもがな、良いパフォーマンスを出せるのはこういう精神状態のときである。

気持ちが小さくなっている時は、小さなミスも引きずってしまうがゆえに、ミスを再発させないことに意識が集中してしまう。結果、ミスを繰り返すことはほとんどない(精神状態がひどい時は連発してしまうかともある)のだが、良いパフォーマンスを出すこともまたほとんどなくなってしまう。

ただ、気持ちが小さくなっている時であっても、できることをひとつずつじっくりと取り組んでいくことで、人は成長できる。わが身を振り返っても、本当の実力を伸ばせたのはこういう時期である。臆病になりながらも、一歩ずつ進むしかない。