移民。

先月北関東に出張に行ったときに、外国人の人がたくさん住んでいる地域を歩いた。なんでも中古車取引が盛んだそうだ。だだっ広い平野には、およそクルマに関連する店が建ち並んでいる。乗用車や小型トラックがメンテナンスを受けたり、規則正しく並べられたりしている。

彼らがよく食事を摂っているという食堂に腰を落ち着けた。色とりどりに彩られた皿に、カレーやら焼きめしやらが乗っけられている。現地で食べるそれと味は変わらなさそうだ。とはいえ彼らは、ローカルフードだけではなく、日本のファミレスなどのチェーン店でもよく食事をするとのことであった。

ごくごく普通に彼らはコミュニティを形成している。むろん子どもの教育といった観点では未だに若干の壁があるのだろうが、それもほどなく消えるように思われる。彼らもまた立派にこの国のGDP創出に貢献しており、彼ら向けに若干カスタマイズされた教育を受ける権利はあるのだろう。移民が徐々に社会に浸透していくというのはこういうことなのだろうなあ、と妙に納得した。