先物買い。
北関東でも、これまでほとんど足を踏み入れたことのないエリアに出張であった。当然交通手段もないので、車を借りて走らせるのである。
地図をみてどんな場所だろうとワクワクするのであるが、きてみればなんのことはない特徴のない田畑と雑木林が広がり、そのなかに抑揚のない工場や住宅が点在している、ごく普通の田舎である。なかには新しいものもあるが、くすんだ建物も多く、さびれた感じは否めない。
それでも、徐々に交通条件も良くなってきており、物流施設の進出なども増えてきているようだ。御多分に洩れずこのあたりも人口は減りはじめているのだが、もともと全く注目されていなかったエリアであるがゆえに、最近東京都心からの距離の近さなどによって、評価が見直されているのだろう。これまでスポットライトが当たっていなかったところに先んじて着目して、先物買いをしておくのは投資で1番面白いことだと思う。
関東平野だけ切り取ってみても、まだまだ知らない場所がたくさんあるのだなあと思い知らされる。