似たものどうし。

スイミングのベビークラスに通いはじめてもうすぐ1年になる。もう3歳半が近づいているので、ベビークラスといってもずいぶんと大きいほうだ。スイミングに通っていると、息子が僕自身の血をひいていることを感じさせられることが多い。

まずは、得意なことはすすんで取り組むが、苦手な人ことには及び腰、という点だ。バタ足やあおむけになって浮くのは得意なので、我がもの顔で取り組むのだが、いつまでたってもあっぷっぷと潜ることは不得手で、あっぷっぷの時間になると、足のつくところに行こうとする。プールサイドからのジャンプも、好んで取り組むときと、そうでない時がある。そうでない時はプールサイドに座ってそこから飛び込もうとする。舟のように浮かべたスチロールに乗っかるのも好きでない。

あとは、自由遊びになるとおもちゃに夢中になってしまう。プールサイドにあがって遊んでしまうので、もはやプールでもなんでもないし、僕はプールのなかから声をかけるしかない。このあたりのこだわりは僕にそっくりで、諌める気も起こらず苦笑いをするだけである。