大切なこと。

週末は長野の温泉へ。宿に行く前に、伊那市の「かんてんぱぱガーデン」を訪れた。とある食品会社の本社屋の周りにある見学施設である。各種展示や体験施設は心のこもったつくりで感心させられた。

現地は県道をへだてて2つの敷地に分かれている。会社案内には、社員が車で敷地に入る際に右折入場を禁じているというエピソードが記されていた。右折待ちのために渋滞をおこしてしまうと近隣住民に迷惑がかかるという理由である。

県道は幅6-7メートルくらいで大きなものではない。横断歩道はなく、おそらくは会社が自費で作ったであろう歩道橋が架かっている。いつものくせでつい僕は歩道橋を使わず、県道をそのまま横切ろうとしたが、すんでのところで自重した。おそらく、この会社の社員さんで県道を横切るような人は1人としていないのだろう。

なにかとても大切なことを教えてもらったような気がした。会社として、どれだけ売上をあげただとか、利益をあげた、ということよりも大切なことがあるんじゃないか、ということを教えられた。