膝の上。

帰省2日目は北陸へ。こちらへは出張で行くこともめっきり減った。子どもと2人きりで遠出することも、東阪の往復を除けば初めてのことかもしれない。親子2人旅だ。

行きは乗り合わせたおばちゃんなどと話しているうちに着く。途中雪が積もっているエリアもあったりして息子は嬉しそうである。琵琶湖の脇を通る頃には湖面に薄日が差していて神々しい雰囲気だった。息子の記憶には残っただろうか。

目的地で人と会って、帰りは途中下車などしておみやげを買おうと思っていたのが、息子が完全に眠りこんでしまった。仕方がないのでお姫様抱っこをしながらの乗り換えで、そのまままっすぐ帰る羽目になる。結局大阪に着くまで膝の上で眠り続けた。

膝の上の息子の顔を飽きるまで見る。こうやって寝てくれるのもあと1,2年だろうか。時間の経つのは驚くほど速い。もっともっと行きたいところがあるし、過ごしたい時間がある。ありがたいことに、今年もまたひとつ歳をとった。