浜通り。

浜通りに行ってきた。夏以来3カ月ぶりのことになる。割り切れない思いを抱えながら、国道6号をゆく。割り切れないのは、目の前の風景もそうだし、自分自身の内面もまたそうなのだ。

今年は最後の一歩の詰めが甘くて、仕事がうまく成就しないことが多かった。今まではどちらかと言うと周りの人がそうやってうまく成就していない姿を見ていたのだが、とうとう今年になって自分にもそのターンがまわってきたようだ。そうなると人間自信がなくなって、腕が縮こまってしまう。

どうして最後の一歩が届かなかったのか、最近はそのことばかり考えている。それは肝心なところで腰が引けてしまった自分の姿勢にもあるだろうし、どこかで冷めた態度をとってしまっていたことにも起因するし、あるいはここ数年膿が知らず知らずのうちに溜まっていて、そのツケが一気に回ってきただけなのかもしれない。

悩みだしたらキリがないのだが、結局のところは、理想論を語っても仕方ないし、まずは目の前にあることを1つひとつ片付けて、追い掛けていくしかないのだと思う。目の前の風景を見て思うことも同じだ。そう言えば6年前も、浜通りではないものの福島の光景を見て、いろいろ思い悩んでいたことを思い出す。