負けず嫌い。

ひょっとすると僕はかなりの負けず嫌いなのではないだろうか、と最近思うようになってきた。僕を知る人がイメージする通り、表向きに闘志を燃やすことはないのだけど、内面では負けっぱなしは絶対に嫌だ、なんとしてでも勝ちたい、という気持ちが残っているのである。それも、気持ちが渦巻くというよりはごくごく冷静な感情として残っているのである。

もちろんいつでもガチンコで勝つ、ということは到底不可能(むしろ人生はいつも2勝8敗くらいなものだ)なので、そんな場合にどうするかといえば、勝手に勝ち負けの定義を変えにいっていることが多い。そうして自分のなかでの溜飲を下げにいくのである。

そんなことをしても意味はない、ガチンコで勝たなければ意味はない、と思うこともある。でも、いつも勝つことができない以上、負けにも意味を持たせることは大事だし(もちろん負けとして潔く認めて反省することも必要だが)、負けた場合でも勝ちの要素を見つけようとあがくことこそが、次の勝負に向かっていくための大事なステップなのだと思う。