終盤戦へ。

とうとう伊東マリーンズの戦いもあと1カ月と少しになった。今シーズンは本当にいいことがなくて、これまで10数年比較的接戦をものにしてきた分のカルマを全て吐き出したのか、と思うくらいにツキもなくて、低空飛行を続けたシーズンだった。5月から6月にかけて、得意の交流戦でも結果が出せず、上位との差が絶望的に開いたときには、早く監督も休養してくれ、シーズン中でもいいからマネジメントを刷新してくれと願ってばかりいたが、良くも悪くも、誰も投げ出すことなく9月にたどり着いた。

最近のマリーンズは、一時期に比べれば光明が刺すようになってきている。去年までのような、接戦をモノにする展開も増えてきた。これでフロントが安心して補強の手を緩めるようでは困るのだが、来季に向けて希望が持てるのは嬉しいことではある。

とはいえ、監督も退任、井口資仁も引退と、今年で一区切りとなることは多い。長すぎるように感じた残りシーズンも終盤に入った。毎試合、しっかりと見届けていきたい。