準備。

週末になにか起こるかも、と思っていたが、なにごともなく終わろうとしている。かの国の将軍さまは、思っていた以上に駆け引き上手なのかもしれない。ギリギリのところで自らが生き残る術を考えて行動に移しているようにも見える。

集団的自衛権をめぐる議論が今こそ適用され得る事態が近づいているが、そのような議論がマスコミなどでも一切なされていない光景は不思議だなあと思っている。実際に危機的状況に瀕することになれば、議論などという野暮なことをしている場合ではないということか。去年だか一昨年だか、しきりに戦争反対と叫んでいた人たちもいたって静かだ。

淡々と、来るべきイベントに備えて準備をしている人たちのおかげで、僕らはいくぶん安心して普段とそう変わらない生活を送ることができる。別に自衛隊や米軍を礼賛するわけではないけれど、彼らに素直に感謝をする気持ちくらいは持っておきたい。

僕らもまた、淡々と明日からも自分のできること、やるべきことをやるのみである。