ここのところ、社内の人とじっくり話し込む機会が多い。来るべき新しい期に向けてどういうアクションを起こすべきか、力を入れていく部分と、逆に捨てていく部分の見極め、などなど、今まで漫然とこなしてきたことを見つめ直している。人からアドバイスをもらうのは元来好きではなかったのだが、すすんで自分の考えをぶつけて、コメントバックしてもらうようにしている。
話したり、コメントをもらったからといって、すぐに結論が出るわけではないのだが、最近自分でもよく頭を使って考えることができるようになっていると実感する。逆に言えば、これまでいかに頭を使わず、ルーティンの作業として仕事をこなしてきたか、ということを痛感する。頭は使わなければ、みごとに経年劣化していくものだ。
頭を使い出すと、その分フットワークも鈍くなり短期的な成果は落ちるのかもしれない。しかしながら、そこで腰を落ち着けて考えた経験は、きっと後になって生きてくる、と信じている。