親離れ。

妻の友人たちがわが家に遊びにきてくれた。子どもたちも何人かきて、わが家の子ども部屋はさながら保育園のようだ。うちの息子が赤ちゃんだった頃からのおもちゃを捨てずにとっておいてよかった。役に立った。

どの子も可愛いのには違いないけれど、やっぱり自分の子どもが気になる。保育園での日々の経験から、人見知りはほとんどなくなってきたが、家のなかでは、自分の思い通りにことが運ばないと不機嫌になって泣きわめくことがある。きょうも同年齢のお友だちにおもちゃを取られて泣いていた。このあたりの性質は僕自身が幼かった頃によく似ているなあと思う。

むろん保育園でも、毎日他の子どもに囲まれて生活しているのだけど、こうやって目の前で息子が他の子どもとやり取りをしているのを見ると、特別な感慨が湧いてくる。想像以上に小さな頃から、子どもの生活に対して親が介入できることはなくなってくる(介入するべきでもないし)し、子どもはみなそんななかで育っていくんだなあということを思う。