地殻変動のとき。

7年ぶりに、会社が大きく変わろうとしていることを感じている。もしかすると、ここ数年のことは、穏やかな夢だったのかもしれないと思わざるを得ないほどに、足元で地殻変動が起きている。

7年前は、地を這うような時間を過ごしていた。毎月の給与支給日に、予定通りに給与が振り込まれていることに安堵し、半ば諦めたような気分で、仕事に取り組んでいた。まだ若かったこともあり、会社が潰れてもどうにでもなるさ、というような気持ちでいた。

今回は、特に会社が存亡の危機に瀕しているわけではない。それでも、会社に緊張が走っている。能天気に眠い夢を語ろうものなら、一蹴されかねないような雰囲気がある。

変化に戸惑うと同時に、これはチャンスだ、という気持ちも強い。混沌とした状況でこそ、平時にはなし得ないようなスピードでぐんと伸びることもあり得るのだ。そう考えると、この30代半ばの時期に、そのようなチャンスが巡ってきたことを幸運と思うべきなのかもしれない。

いずれにせよ、いつかくると思っていた人生の勝負どころが、ここ数日で一気に近づいてきた感がある。間違いなく、ここが勝負どころだと思う。やるしかない。