追憶。

先週つくばに出張した際に、お客さんと一緒に居酒屋に入った。お客さんの行きつけの居酒屋だったので店長があいさつにきて、「瓶ビールをサービスで出すので、伝票に恵方巻と付けてもらえませんか?」ということを提案してきた。

結局のところ恵方巻の代わりに瓶ビールが何本か出てきた。恵方巻は店長か店員が持ち帰って家で食べたのだろうか。そこで頬張る恵方巻に、福は訪れるのだろうか、なんて思ってしまう。

飲み会は早々に切り上げてもう一件会合をハシゴする。冷え切った街並みを歩いているうちに、酔いも醒めてくる。2時間ほどで会合も終わり、きょうは宿をとっている。

つくばでの定宿に入り、バスタブに湯を張る。水蒸気で曇った窓から、オレンジ色の街灯が並ぶ夜景を見る。 年に4回くらいはこうして、つくばに泊まっているだろうか。なんとも不思議な気持ちだ。

少々寝不足気味なので、すぐにでも横になりたい気持ちはあるのだが、こういう時に限って目が冴えてしまったりするものだ。あまり心地よくない疲れを携えて、1週間が終わることを感じている。