白髪。

まだまだ引越しの余韻が残り落ち着かない週末を終えて、早朝から出張へ。月曜朝の出張というのはなんとなく落ち着かなくて、眠りも浅いままにもぞもぞと起き出す。金曜の朝からそのままにしていたヒゲを剃ろうと鏡に向かうと、頭髪に今までよりもさらに多く白いものが混じっていることに気づく。

昔から、白髪はそれまで晒されてきたストレスの絶対量によって生じるものだと思っていた。銀行の同期が社会人2年目でかなり白髪が増えていたり、30歳手前でほぼ髪が真っ白な人の姿をみて、ああ若いうちから苦労しているんだな、と思っていた。同時に、歳をとるとほとんどの人の髪が白くなっていくのを見ると、立場や境遇にかかわらず、みな歳をとると相応のストレスに晒されるのだな、と思い込んでいた。

結論からすれば、それはほぼ間違いなのだと思う。白髪の要因はストレスよりは体質的なものが大きいし、加齢によるホルモン分泌の影響はさらに大きい。ここ最近そこまで大きなストレスに晒されていない自分の頭に白髪が増えているのもその証左である。とはいえ、やっぱり白髪は悲しいものではあるのだけれど。