声のトーン。

友人と電話をしていた時に、「atsushi、途中から声のトーンが変わったね」と言われた。ちょうどそれまでは、相手が主にしゃべってこちらが相づちを打つパターンだったのが、自分がしゃべり始めるターンに変わったところだった。そして、ここ数ヶ月少し悩んでいたことを打ち明けたタイミングでもあった。

「声に気持ちの摩擦みたいなものが乗り移ってきて、思わずこっちも身体が熱くなってしまった」とも言われた。確かに自分でも声に気持ちが乗っている自覚はあった。

自分でもうすうす気持ちが昂ぶってくると声のトーンが変わってくることはわかっていたが、やはり相手にも伝わるものはあるらしい。狙って声を昂らせることができるものではない。心が熱くなって、自然に声が変わってくるのだ。

これは自分の短所でもあり、武器でもあるのだと思う。仕事でこの声のトーンを使って相手を動かしたことも、何度かのケースは思い出せる。たぶん、人生の転機でも。。(略)

自分の声自体は全然好きではないけど、この昂ぶった時の声だけは、ちょっと好きだったりする。自分らしさを形作る大きなポイントだ。