蓮根の葉。

昼すぎから水戸に出張。それまでオフィスで根を詰めて作業していたのでほとほと疲れてしまい、「ひたち」のシートに座るやいなや、メガネを外して胸ポケットに入れ、目を閉じる。今週はお酒を飲む機会が多くいささか疲れた。

目を覚ますと蓮根の葉が広がっている。土浦を過ぎた頃か。ほとんど田んぼは稲刈りが終わり、まっさらな稲わらが束ねられている。少しずつ覚醒して、メールの返信などしているうちに水戸に着く。既に日は大きく傾いている。

思いのほか進展したアポイントを終えて上機嫌で外に出るともう外は真っ暗。週末ということもありこのまま帰るのはもったいないと地ものを食わせる店に入る。茨城には4年間住んでいろいろなところに遊びにいったけれども、まだまだ知らない食材がたくさんあって驚いた。あっという間に食事もお酒も進む。

満足感に包まれてまた「ひたち」のシートに包まれるが、特急の揺れと酔いの相性はよろしくないようで、途中からは早く上野についてくれと願う羽目に。うん、全てはうまくはいかないようにできている。