子どもをめぐる環境。

入学式や入園式によく出くわす一週間だった。桜が舞うなかで家族で写真を撮る姿は晴れ晴れしいものだ。いつかわが家にもあんな瞬間が来るだろうか。

近隣の小学校は去年建て替えられた。他にも周りの幼稚園や保育園は建てられて間がないところが多い。政府の社会保障政策は高齢者に寄っているとよく言われるけれど、子ども向けの支出も案外充実しているように思える。ある意味で少子化の恩恵として、子ども1人あたりの教員の数も増え続けてきている。

僕が小学生だった頃から25年近く、この国は停滞してきたと言われてきた。政府債務も驚くほど増えてしまったけど、増やした債務はそれなりにインフラとして社会に還元されてはいるのだと思う。これからさらに10年も経てば、社会保障は本当に苦しくなってくるだろうけれども、今までに築いた財産と、イノベーションをうまく取り入れることでなんとかやりくりしていくことで案外しのげそうな気もする。

生まれてくる子どもにとって、昔よりも今が、未来がより幸せだったと思える社会であってほしい。