ピークアウト。

気づかないうちに歩いている道が下り坂に転じていても、すぐにはその変化を認識できなかったりする。今はちょうどそんな時期に差し掛かっている。悪材料はいたるところから噴出してきているが、もうしばらくは大丈夫だろうという根拠のない認知を手放せないでいる。8年前のデジャビュが目の前にこれでもかとちらついても、現状バイアスは拭えない。

しかしながら、最悪のシナリオを想定しておかなければならなくなってきているのは間違いない。ここ3年ほど続いた追い風が急に止み、逆風に変わったときに、自分の真の力だけで前に進むことができるのか、さらに逆風を逆手にとって、飛行機が浮き上がるようにふるまうことができるチャンスがあるのか、見極めておかなければならない。

どれだけの執念を持って仕事を追い続け、モノにすることができるか。無駄に張り切ってるだけでは意味のない歳になってきたけれども、運良く与えられた環境に感謝して、自分の持ち場で頑張る。