転換点。

昨日のエントリを書いたわずか7時間後に、後藤さん殺害の動画がアップロードされ、今回の人質事件は最悪の結末となった。空恐ろしさを感じながら、思ったことをいくつか。

なんでも首相批判、政府批判にこじつける人たちは相変わらずで、彼らの行動は相手を利する結果しか招いていない。東日本大震災の時と同じく、非常時に一番かじ取りをさせてはいけない人たちだ。彼らの行動は結局のところ大多数の人々にとっての反面教師の役割しか果たさないのだろうけれども。

メディアは「イスラム国」という呼び名をさかんに使っていたが、これはまずいように思う。ムスリムイスラム国という誤ったイメージへと誘導しかねない。イスラム国(ISIL)に虐げられているのもまたムスリムの人々であり、後藤さんはそんな人々の実情を伝えるべくISILに乗り込んだのであって、ムスリム社会全体を敵視するのは完全にお門違いであり、後藤さんの意志とも反する。このミスリーディングは9.11のその後の泥沼の戦いの二の舞になりそうな懸念がある。

なんにせよ、きょう2月1日はひとつの転換点になるはずだ。個人的には、これまでの米国のようなアプローチとは別の道を探ってほしい。くどいようだけど、前に述べたクソコラグランプリの話は、ISILと向き合っていくにあたって筋のいいポイントだと思うのだが。