睡眠。

先週息子の寝つきが良くないと書いたが、今週になって背中スイッチを乗り越えるコツが掴めてきた。泣きそうになった時に顔の前で拍手をしてあげるととりあえずは落ち着くのだ。泣きそうな時に無理に落ち着かせるのはどうかとも思ったが、一度泣きたい時に思いっきり泣かせておけばとりあえずは大丈夫らしい。相変わらず眠りにつくまでは時間はかかるが、どうにも手に負えないということはなくなった。

泣くのは抑えられるようになったが、その代わりにベッドに寝ながらこちらを向いて声を出し続けるようになった。昼間や夕方にはほとんどしゃべることはないのに、寝る前になると多弁になる。意識を失う前にきょうあったことを伝えたいのだろうか。それとも、眠たいのに眠れないことにもどかしさを感じて唸りたいのか。

眠りに落ちる瞬間は突然に訪れる。目がとろとろになってくるともう後戻りすることはない。時折眼を開けてはいるが、もうなにかを見ようとしているのではない。そのうちに寝息が聞こえてくる。

夜中に目を覚ました時の寝つきは良いし、朝になってたっぷり眠ってから目を覚ますとすこぶる機嫌は良く、満面の笑みでこちらを見つめてくる。この子にとって睡眠とはどういうものなのだろう。