K2シロップ。

最近Facebookでやたらと健康関連のシェアが多くなったと感じる。○○は身体に悪い!だとかいった類のもの。言っていることの一面は当たっている。けれども、しょせんは一面からでしか当たっていないとしか思えない。

1番記憶に残っているのはK2シロップの話だ。ほぼ全ての病院で、生後すぐの赤ちゃんにK2シロップが投与されている。わが家もなんの疑いもせず投与してもらっていたが、シロップには多数の有害な加工物が含まれているというから、投与を拒むべきだと言うのだ。

病院であるから、なんのためにK2シロップを投与するかはもちろん説明されている。詳しくは書かないが、シロップを投与しないことによって命を落としてしまうリスクはもちろんあるのだ。内容物にばかり目がいって、別の一面から考えることを放棄してしまってはいないだろうか。どのような選択を取るにせよ、リスクからは逃れられないということを忘れていないだろうか。

一面的な判断に引きづられて選択を繰り返せば、その先どこに行きつくだろうか。健康の話に限らず、イスラム国の話も、原発の話も、一面的な捉え方しかできないがゆえの断絶と悲劇が存在していると思う。

最後にひとつ。どうしてこういうことをFacebookでシェアするのだろうか。なにを訴えたいのだろうか。ニュースフィードが自分の思考に会う投稿で埋め尽くされると、こういうことをシェアするのに違和感を覚えなくなるということか。だとすると、個別の問題をはるかに超えて恐ろしいことが起こっているように思うのだが。。