セカンドキャリア。

年末、対照的な2つの引退の場面を見た。

ひとつは、フィギュアスケート町田樹選手の引退発表。発表の場こそサプライズであったが、引退後のセカンドキャリアは周到に準備されていたと言っていい。聞くところによると近年は大学院の試験のために試合出場を回避することもあったそうだ。

もうひとつは、毎年恒例だが「プロ野球戦力外通告〜俺たちは野球選手だった〜」という番組。戦力外通告を受けた選手達がトライアウトにチャレンジし、ある者は再契約を勝ち取り、ある者は引退を決意する姿、そしてそれを取り巻く家族の姿が放映された。

いま目の前のことを精いっぱい取り組め、そうしなければ勝利は掴めない、勝利が掴めなかったとしても、精いっぱい取り組めば次の道も自ずと開けてくる、という考え方がある。一方で、目の前のことに取り組みつつも、その先のキャリアでなにがやりたいのかを見据え、目の前のことに没頭しきらずに準備を進めていく、という考え方がある。どちらのやり方も否定されるべきものではないだろう。ただ、どのやり方でいくのか考える機会を持って、自分で責任を持って選択していかなければならないと思う。それを考えることなく、固定観念や周りの意見に流されてしまって、後になってこんなはずじゃなかった、となるのは切ない。自分のことは自分で責任を持つしかないのだ。