HR。

妻の付き添いで結婚式へ。昔自分たちが式を挙げた系列のゲストハウスだった。充分なスタッフがアテンドしてくれることに定評のある会社で、それは昔と変わっていなかったけれども、スタッフの顔ぶれが以前よりも少し年齢層が高くなってきているような印象を得た。

ブライダル業界は昔から離職率が高く、人材確保に悩んでいるとは聞いていたが、最近になってさらにその傾向は強くなっている。そもそも若者が減っているうえに、拘束時間が長く重労働になりがちな仕事内容は敬遠されがちだ。さすがに業界大手を中心に働き方が見直されたり、仕事のやりがいにフォーカスを当てて、少しでも長く働いてもらおうと会社側はあの手この手で努力しているが、それでも特に若い世代の人材確保は難しいのだろう。当然ながらこれからは報酬を魅力的な水準に引き上げる、ということも必要になってくるはずだ。

もうこれはブライダル業界に限ったことではない。IT技術者も深刻な人材難に陥っているし、金融業界も銀行ならともかく、僕の属するような分野では20代のプレーヤーが全くといっていいほどいない。これもまた少子高齢化社会の一面、国が老いていくということなのだと思う。