ハーフタイム。

さて10月。期初はあまりすることもなくて、残務処理と資料や名刺の整理で1日の大半が終わった。9月から引き続いて取り組む仕事も残っているが、今月は今のところ予定もあまりなくて、自分でどんどん動いて新しい案件を作っていかなければならない。真っ白なところから作りあげていくのは骨の折れることではあるけれども、僕にとっては好きな過程だ。

名刺の整理をしながら、1人ひとりの顔を浮かべる。たいていの人と顔を合わせるのは半期に1〜2回くらい。そのなかで、交わす言葉から、自分が相手のためになにができるか考える。1回1回の接触は二度と後戻りできない源泉かけ流しのようなもので、そこから、チャンスの神様をどれだけ瞬発力よく掴まえることができるか、掴まえたチャンスをどれだけ途中で投げ出さずにゴールまで結びつけることができたか、それによって来年3月までの自分の成果が数字となって現れるのだ。

よしんば、数字という形で現れなかったとしても、頑張って取り組んだ経験は必ず自分のなかに蓄積していく。そこで手を抜くこともできるし、実際多少手を抜くこともあるけれど、その行動ひとつひとつがどこかで自分にはね返ってくる。

1年をサッカーに例えると、僕にとって10月はハーフタイムのようなものだ。休んで疲労を抜くだけではなくて、後半どう動くか戦略を立てるための重要な時間だと思う。