魂友。

よく買い物に行くスーパーに気になるアルバイトの女性がいる。好きというわけではないのだがとにかく気になってしまって、買い物に行く時はあの人はいないかなと楽しみにしてしまう自分がいるし、スーパーで彼女を見かけるとまじまじと見てしまう。

とびきりかわいいというわけでもないし、付き合いたいだとかいう気持ちが湧くわけでもない。じゃあどうして気になるのかというと、魂の部分が似ているんじゃないかと思っている。なんとなく行動特性や、ものごとに対する捉え方が似ていることから親近感を覚えるのだ。

彼女に限らず、スポーツなどでもついつい応援したくなる人が時々現れる。花形の存在ではないのに気になってしまうのは、魂の部分に自分と似たところを感じているのだと思う。これはなかなか言葉では説明できない概念だ。

ただ、魂が似ているからといって、付き合ったり結婚して上手くいくというものでもない。世の中には似たもの夫婦やカップルはたくさんいるが、異質な者どうしだからこそうまくいくことももちろんある。しかしながら、友達としては上手くいくことは間違いないし、そんな人とたくさん交われることが人生を豊かにするのだと思う。