日航。

男の生き方の話を書こうと思っていたが、日航機墜落特番を見て全部吹っ飛んだ。

1985年の日航機墜落事故は、僕の記憶にはない。今もたどることのできる記憶は、1986年の夏休みまでだ。それなのに、もう当時のパイロットや生存者の発言が諳んじられるくらいに、繰り返しあの事故の映像を見てきた。飛行機に乗るのは未だもって怖い(出張の時は無意識にANAを選んでいる)。ここ数十年、大事件大事故は数あれど、日航機墜落事故には本能的に特別な感情を抱いてしまう。

特番を見始めたら最後、テレビの前を動くことはできず時間が経過した。例によって自分でもよくわからないが、鼓動は速くなり、番組が終了してからも事故のことが脳裏にこびりついて離れなくなった。胃が痛くなり(逆に最近胃が痛くなるような事態にさらされていなかった自分にも気づくのだが)、他のことを考えることができなくなった。

日航機のことについて調べようとすると陰謀論の話が出てくる。思うところはありながらも、それには賛同しかねる。今回の特番にしても、今までの公式見解を外れるものではなかった。陰謀論が真実だとしても、これだけ時間が経ってその秘密を守り続けている人がいるというのも不思議な話だとは思う。