真理。

4月に小保方氏のことを2回にわたって書いたけれども、まさかこんな展開になるとは思っていなかった。自殺した笹井氏は本当に無念だっただろう。

STAP細胞があるかないか、僕にはよくわからなかったし、正直に言うと懐疑的に考えていた。しかしながら笹井氏の遺書の内容を知るに、やはりSTAP細胞は存在したのではないかとしか思えなくなってきた。そう考えなければ辻褄が合わないのだ。

遺書では「STAP細胞を必ず実現させてください」とある。STAP細胞が捏造だとすると、自死を前にした精神状態に至ってなお、自分に嘘をついてまでこのように小保方氏を応援することがあり得るだろうか。笹井氏もSTAP細胞の存在を信じていたのだ。STAP細胞が捏造であるということに耐えきれず死を選んだのであれば、その死は小保方氏を追い詰める壮大なブーメランでしかない。だからこそ、STAP細胞が捏造だと考えるのはなんとも切ない。

なんにせよ、こうなったからには小保方氏にはSTAP細胞が捏造でないことを何としてでも証明してもらうしかないだろう。そもそも、さっさと実験を再現していればこんなことにもならなかったのだ。ここまできたあげく捏造でした、なんていうことになれば、もう言葉もない。