安定。

毎日暑い。週間天気予報などを見ていると、3日後や4日後には最高気温が30度強くらいに落ち着き猛暑がひと段落するように思われるのだが、いざその日の前日になってみるとなんのことはない最高気温35度の予想に戻っており、肩透かしを喰らった気持ちになることが多いように思う。この逃げ水のような現象にどのような名前を付けるべきか、というようなことをうだうだと考えながら暮らしている。

きのう、成長についてエントリを書いていて、安定と成長は相反するものではないかということを感じていた。安定とは組織がどうこうということでなく、あくまで気持ちの問題である。大企業や官公庁でも健全な競争意識が働いている組織では成長曲線も急激である。自分が安定していると油断することで、成長曲線も緩くなるし、突発的に不安定な状況に置かれた時に悲惨なことになりかねない。

そもそもどこまでいっても安定などというものは存在し得ない。不安定な状況に置かれることよりも、安定という幻想を盲目に信じてしまうことの方がよっぽど危険だ。不安定な状況を笑って楽しめるように、いつまでも成長していくことが、これからの時代に必要な姿勢なのだと思う。