公共。
暑さには割合強いとは自覚しているものの、この季節営業で外を出歩くのが辛い日もある。急ぎ足の移動になると、汗がひかないままにお客さんの前に出ることになって、恥ずかしいやら集中できないやら、相手にも失礼にもなるし散々なので、アポイントの詰め方にも余裕を持たせる必要がある。
そんな風に汗をかきかき都内をさまよっていて思うのは、ずい分と前から街ではごみ箱とベンチを見かけることが少なくなったな、ちいうことだ。テロ対策だったりホームレス対策だったり、いろいろ原因はあるのだろうが、外出先でゴミが出たとしても会社や自宅まで持ち帰らなければならないし、外で休憩したくなればお金を払ってカフェにでも入るしかない。
30代のサラリーマンならそれくらい我慢しなければならないのかもしれないが、お年寄りや子ども連れは大変だ。外国人旅行者にも優しくない。もっとも公共サービスが狭められたことが、日本におけるカフェチェーン等の成長につながったのかもしれないが、2020年に向けてもう一度ベンチやごみ箱、公衆トイレを増やしたり、リニューアルする方向に舵をきってもいいんじゃないか、と思ったりもする。