世界。

ワールドカップをちらちらと見ている。

オリンピックでも同じようなことを思うのだが、月並みながら世界にはいろんな人がいるな、と思わされる。日本代表にはないスケールのプレーだけでなく、プレッシャーをものともしない精神力、野性的な言動、果ては呪術チックなふるまいまで、普段みられないような一面に触れることができるのは、こういった世界的なイベントの魅力のひとつなんだと思う。

日本代表は残念な結果に終わってしまった。海外リーグでプレーしている(していた)選手が過半を占めるようになり、世界のレベルを肌で感じられるようになっているはずだが、そこで得た知見が成果につながっていくには今なお時間が必要なのだろうか、と思わされた今回の敗退だった。そのためにはこれまでの蓄積をひっくり返すような尖ったプレーヤーが出てくることも求められているのだと思う。

世界で戦うのは大変なチャレンジであるけれど、その分心が全身がゾクゾクする経験なのだろうなということが、テレビでワールドカップを見ているだけでも伝わってくる。そしていまだドメスティックな位置にいる僕自身は、世界のピッチに立つことはあるのだろうかねぇ。