最適化、シグナル。

9日間に及ぶ年末年始休暇も終わりに近づく。関西にもえらく長く滞在していたが、ようやく昨夜関東に戻り、静かな最後の1日を過ごす。雨が降ることもほとんどなく、本当に穏やかな、時間を贅沢に使う休暇だった。

★★★

さて2014年が始まる、という気持ちにはなっているが、特段なにか目標を考えることも全くなかった。本来ならば目標を立てて周りに公開することで、自分に対するコミットにもなるはずなのだが、そういう気にならなかった。

だからと言って目の前のことに流されているつもりもない。やるべきことは考えなくとも無意識のうちに自然に決まっていて、それをどうやりきるか、そしてそこに自分らしさをどう付加していけるか、それを都度繰り返していけばいいのだと思う。

似たような話で、この年末年始は常に鼻風邪の状態が続いていた。睡眠時間が短いということもないのだが、熟睡できていない感覚もあった。総じて頭がふわふわしている感じがあった。それが、自宅に戻ってきたことで、体調が一発で改善した。自宅の環境が抜けて良いというわけではない、しかし知らず知らずのうちに、身体と精神が自宅の環境で生きることに最適化されてしまったのだと思う。床が変わると寝られない、ということが僕には寝床以外の面においてもよくあてはまるのだ。おそらくは働き出した頃からこの特性が出てきた(もしくは今まで気付いていなかった)と思われる。出張先のホテルや、山小屋やテントでもうまく寝られない。

かと言って、新しい環境に放りこまれても、少し時間をかければ自分がそこに最適化していけるはずだと思っている(少なくとも今まではそうだった)。最適化していくなかで、無意識下でいろんな身体と精神の調整が行われているのであろう。基本的に僕は自分の身体と精神の調整を信頼している。

そういう意味で僕の身体と精神は、この年末年始の間は完全にだらけたがっていた。その通りに、全てを空っぽにして、いい休暇を過ごすことができた。これはおそらくは、これから来たる自分のチャレンジに備えて、しっかりと英気を蓄えよ、新しいことがどんどん飛び込んでくるから、しっかりと頭のキャパシティを空けておけよ、という無意識下のシグナルだったのであろう。そのシグナルに忠実に従った結果、身体も精神もなかなか良い状態になっている。目標はないが、どこからなにが飛んできても柔軟に受け止めきれそうな、フローの状態になっている。

ということで、(予感では)忙しくなりそうな2014年第1Qスタートです。