おかえり、サブロー!

オープン戦vsジャイアンツ戦。試合は2-3で敗戦。去年をそのままに引きずって、なかなか波に乗れない試合展開。

投手陣は左右の両エースが競演するという豪華リレー。唐川は3回は打たれてしまったものの、それ以外の回は去年までと同じく、安定感を持って投げているように見えたので、今年もやってくれるでしょう。成瀬も少しバタついたもののうまくまとめていたので、今年も開幕投手間違いないなず。両投手についてはオープン戦のこの時期に、目先の結果よりもいろいろ新しいことを試してみる余裕を感じられました。同時刻に行われた鎌ヶ谷の二軍戦では藤岡が5回9奪三振と申し分のない内容を見せており、今年はこの3人を中心にローテーションが回っていくことでしょう。一方で4番手以降の先発投手にはいささか不安が残ります。相変わらず渡辺俊介は風のないドーム球場では打たれているし、グライシンガー、ペンの両外国人も今ひとつはっきりしない状態なので、日替わりで調子の良い投手を試していく日々が続きそうです。それはそれでファンにとっては面白いのですが。

変わって野手陣はなんとも言い難い状態。ひとり根元が気を吐いていて、懸案だったショートは彼で確定するも、その他の主力野手陣には、去年よりいい成績を残しそうな雰囲気がいっこうに見当たらない。西村監督にしても、どんどん新しい選手を試していこうという趣向が見られず、きょうもジャイアンツが5回を過ぎたあたりからどんどん選手を入れ替えて試していくのに対し、マリーンズはほぼ固定メンバーで最後まで戦っていました。今年もこんな選手起用が続き、これといった結果が出ないとなるとさすがに応援する気もしぼんできますね。ジャイアンツのように豊富な戦力がないだけに、この時期はもっと若い選手を発掘してほしいと常々思っているのですが。スワローズからやってきたホワイトセルにしても、きょうは綺麗なアーチを放ったものの、一年を通してみれば昨年よりも結果を残せるとも思えないので、それならばもっといろんな選手に4番を打たせても良いと思います。

とまあいろいろ注文はありながらも、サブローが戻ってきてライトの守備についている姿を見ることができたのはよかった。サブロー、福浦和也小野晋吾、ずっとマリーンズを支えてきた愛すべきプレーヤー達も、現役生活の最終章を迎えつつあり、なかなか誇れる数字は残せないだろうけど、いざグラウンドに姿を現せば、なんとかしてくれるんじゃないかと期待をさせてくれる。そんな姿を見に、今年も球場にいきたい!