さよなら2011年。

フィリピン旅行に行ったり、年末のバタバタで1ヶ月ほど更新をお休みしていました。また年明けから通常運転に戻ります。多忙を言い訳に継続していたことをサボるのは良くないね。

この年末で転職してから4年半になり、あまり環境は変わらなかったものの、震災が起こり、仕事にも大きな影響を受けた。本震の揺れ以上に、その後起こった津波原発事故といったイベントは、僕の心を揺さぶった。この時は誰もがそれぞれに心を揺さぶられたのだと思う。どう対応することが正しいだとか、そういうことではないけれど、人それぞれの価値観や本性が如実に現れた1年だったように思う。僕自身も、今まで気付いていなかった自分の源泉かけ流しの思考や感性に触れることができた。辛い日々もあったけれども、取り出した自分の価値観に揺るぎないものを感じることができたし、これからは、その価値観をないがしろにして人生の選択をしていくことはないだろうと思う。

価値観が定まってきた一方で、本当にやりたい仕事がなんなのだろうか、ということにはまだたどりつけていない。今年の年初に友人からコーチングのセッションを受けて以来、今後やりたいことについてはもやもやとした感覚はあるし、日々参加するイベントや出張先で得る気付きもあるのだけど、これだ、というものには今年も出会えなかった。今の仕事に特段不満が積み重なっているわけではないが、引き続きいろんなことを吸収して考えていきたい。

私生活ではようやく結婚することができた。顔合わせ、引っ越し、入籍とゆっくり進めてきたけどやはり大変で、これに加えて結婚式まで一気にやってしまう人はすごいなと思う。ひとり暮らしに慣れていたので、いろいろ生活が変わったりもするけれど、それでも2人で暮らすというのはいいものだと思う。時代が変わって、結婚しない選択もあり得る社会になったし、結婚という形にとらわれる必要もないと思うけど、人生を歩む時に、タッグを組めるパートナーがいるということは、改めて素敵なことだと思う。

来年から30代に入る。30代の10年間は、少しずつ家庭と仕事の距離を縮めて、それぞれ1人きりではできなかったこと、2人ならやれることを作り上げていきたいと思う。早速来年から、そのスタートを切るべく、足元の目標を立てて挑んでいきたい。

来年こそはよい年を、と言う。よい年になればいいのだが、正直個人的には来年もあまり楽観できない。それでも、楽しく泳いでいける心を持っていれば、案外こんな時代も悪くないように思う。僕も、みんなもそんな心を持てる2012年であればいいなと思う。

よいお年を!