やめられない「くせ」。

肩凝りがひどい。

今の会社はなぜか椅子にだけはお金をかけていて、他の会社ならば社長さんが使うようなデスクチェアーを皆で使っている。銀行時代は背もたれすらない事務椅子だったから格段の出世である。にもかかわらず、近年肩が凝るようになってきた。

原因はわかっていて、近年僕はますます猫背になってきているのだ。あと恥ずかしい話だが筋肉が弱くなってきている気もする。朝目覚めると必ず肩の凝りを感じる。昼間はそれほどでもないが、PCでの入力作業が続いたり、荷物を持って歩いたりすると肩がこわばってくるのを感じる(おかげで通勤の行き帰りにも鞄を持ち歩かなくなったほどだ!)。車の運転などしているとガチガチになってくる。奥さんに揉んでもらっても、「固い!」なんて言われる。

肩が凝っているなと感じた時にはよく「のび」をする。肩甲骨や頚椎が伸ばされてコリコリと体内で音を発するのが聞こえる。僕は肩に限らず身体じゅうのいろんな関節を鳴らすのが特技(?)で、ついでに腰をツイストさせたり、股関節を開いてみたり、膝を伸ばしてみたりして身体じゅうで音を鳴らす。はたからみれば不審者極まりない笑

関節を鳴らすのは気持ちがいい、だけれども、一日に何度も鳴らしすぎると関節がだるく、筋肉に力が入りにくくなってくる。気持ちはよくとも関節自体には負担がかかってしまって、身体には悪いんじゃないか、と思う。頭ではそうわかっていながら、気付いていたらもう一度関節を鳴らしてしまっている。

肩凝りと関係があるのかどうかはわからないが、僕は食事をするときに濃い味付けが好きで、テーブルに出された食事にさらにそこから調味料で自己流に味付けをしてしまい、奥さんにたびたび白い目でみられたり力づくで止められたりする。健康に良くないことは自分でもよくわかっているのだけど、味覚の満足したいという欲求に耐えられない。いつか痛い目に遭わないとこの癖は改善しないのかもしれない。もしかすると死ぬまで改めることはないのかもしれない。

関節や味付けの話に限らず、僕は日々の生活のなかで自分流を突き通して進めていることが多い。そのツケはいつかたっぷりと払わされることになるのかもしれない。でも、駄々っ子のようだけれども、自分が好きなスタイルを曲げて生きたくないとも思う。それで他人や奥さんに迷惑をかけることになるのであれば考え直さなければならないとはさすがに思うけど。

肩凝りがひどくなったのは、そんなシグナルのひとつなのかもしれない。