2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

コンサート。

子どもとしまじろうのコンサートに行った。前後半30分ずつで、間に15分の休憩をはさむというものである。席は二階席で、ステージからは遠いし、果たしてどれくらい楽しめるだろうか、という心配は杞憂に終わった。息子は驚くほどの集中力で最初から最後まで…

あの日からずっと。

毎年この季節になると、節目を思う。上京して、期待と不安のあまり一睡もできずに迎えた朝の、真夏を思わせるような厳しい日差しを思い出す。良い時期もそうでない時期もあったけれども、なんの因果か、努力したときは(少しのタイムラグはあっても)それが…

初夏。

いまの季節、子どもは汗びっしょりになって寝ていることが多い。特に髪の毛などはぐしょぐしょに濡れている。とはいえ、寝苦しそうな様子もなく、すやすやとねているので、子どもはこんなものなのかもしれない。5月から薄手の布団に替えているのだが、子ども…

下着。

梅雨に入ると、下着を切り替える。同じ半袖でも、コットンのものからポリエステルのものになる。数年前からよく出ている、俗に高機能と言われるものだ。肌触りがサラサラしていて気持ちいいので気に入っているのだが、ひとつ難点は、ポリエステルには汗を吸…

おっさんずラブ。

今さらだけれども、おっさんずラブを見た。1人のおっさんとして、あのおっさん達のじゃれあいはすごく気持ちがわかるのである。もうおっさんなので、おおっぴらにあんなことはできないとは思っているのだけど。別にゲイでもバイでなくとも、同性に対して何か…

羽織る。

出張の帰り、飛行機で珍しく真ん中の列に座った。窓際が全部埋まっているものの、真ん中の列は比較的空いていたのだ。4人がけの列に、2人しか座っていない。普段は窓際に陣取って(窓際といっても窓のない列であることが多い。なぜか最後まで空いている)、…

夢遊病。

この間、東京を遠く離れての出張に出た先で体調を崩した。IQOSの独特の煙(水タバコに似て苦手である)だったのか、クラブの空調が途中から強くなったせいだったのか、はたまた食べものにあたったのかはわからない。その日はいくつかのアポをこなしたあとは…

災害。

4年くらい前だったか、オフィスにいるときに緊急地震速報が鳴り、奈良で震度7という表示がiPhoneに表示されてビクッとなったことがあるが、本当に関西で地震が起こった。震度6強である。自然災害が起こったときに特有の精神状態というものがあって、ひさびさ…

境目。

毎日書きたいことはたくさんあるのだけど、夜子どもを寝かしつけているとこっちまで眠くなってしまい、そのまま眠りに落ちてしまう日が続いている。まあ、起きていたところでたいしてなにかをやるわけではない(正確に言えば、勉強などやるべきことはあるの…

道。

久しぶりに師の言葉に触れる機会があった。どんな仕事をしていこうか、ということはよく考えていても、どういう生き方をしていこうか、仕事を通じてどんな自分を実現していきたいか、ということはあまり考えていなかったと気づく。いまの会社をどのように変…

初戦。

ワールドカップ初戦。最初は子どもも一緒に見させようかと、夕方帰宅後すぐに昼寝を試みたのだが、眠れないとのことでやむなくいつも通りのスケジュールに。どうせ立ち上がりはゆっくりしたものだろうと、寝かしつけ後もベッドのなかでもぞもぞとしていたら…

記憶。

旧友と会うと、ふいに昔、その人に対して失礼な言動をとってしまったことを思い出す。よく、いじめた方はすぐに忘れてしまい、いじめられた方はずっとそれを覚えている、と言うけれど、それは必ずしも正解ではないように思う。いま、なんの屈託もなく目の前…

信用。

僕らの毎日をつなぐ最も大切なものは「信用」なのだと思う。普段意識することはほとんどないのだけれども、「信用」のあるなしによって無意識のうちに行動を変えていることは多い。そして信用というものは自覚のあるなし以上ににじみ出てくるものだ。人間で…

知覚。

週末の夕方、歯医者で治療を受けていた。昼間外で遊んでいたこともあって、まどろみのなかで横たわっていたのだが、ふとした瞬間に知覚のスイッチが入って、気持ちが悪くなった。気持ちが悪いといっても、吐き気がするわけではない。息が苦しくなり、身体を…

どっち側?

いまはどの業界もバブルと言っていい。とにかくヒューマンリソースやアイデアに対して、カネがたやすくつく時代になってしまった。逆に言えば、それだけ行き場のないキャッシュが溢れているということなのだろう。カネを出す側からすれば、いくつか分散して…

牛乳。

最近牛乳が好きで、いろんな種類の牛乳を飲むようになった。もともとはどちらかというと牛乳よりは乳酸菌飲料が好きだった。お腹を壊しやすいこともあり牛乳は避け気味だったのだが、牛乳もいろいろ選べばお腹を壊すこともなく、なおかつ味わいも奥深いこと…

熱海。

久しぶりに熱海で途中下車する。1番訪れることが多かったのは9年前くらいだろうか。旅行か、あまり気乗りのしないような内容の仕事だったと記憶している。ここ5年くらいは立ち寄ることもめっきりなくなった。ごちゃごちゃした駅前もずいぶんとすっきりしてい…

錯覚。

札幌や大阪でインバウンド向け宿泊施設などを見せてもらう機会があって、ふと思って調べてみた。昨年の韓国からの訪日観光客数は700万人、たいして日本からの訪韓観光客数は200万人である。韓国国民のおよそ7人に1人が昨年1年間だけで日本に旅行に来ているの…

窮鼠。

はじまる前からここまでの言われようになっている代表チームがあっただろうか。ワールドカップ本大会を前にして、まだ1試合も戦っていないのにサッカー日本代表は追い詰められている。素人なので余計な口出しをするつもりもないけれど、前監督を追い出した形…

祝意。

あんまり映画のことが詳しくない僕も、是枝監督の名前は前から知っていて、「誰も知らない」「歩いても歩いても」「そして父になる」あたりは観ていたので、今回のカンヌパルムドール獲得も嬉しいことだな、当該作品も、時間を作って4年ぶり(!)くらいに映…

空き家。

実家に帰ると、必ず一階の仏間に座るようにしている。もともとはおばあちゃんの部屋である。そこには仏壇が鎮座して、おばあちゃんとおじいちゃんそれぞれの遺影がある。正座をしてひとしきり心を落ち着けて過ごす。別になにか報告をするわけでもないし、当…

雲丹。

飲み会で雲丹ごはんを食べた。ちょうど10年前くらいか、回転寿司で雲丹を食べたところ猛烈な腹痛を起こして戻してしまって以来、恐る恐る食べるか、遠ざけるかしていたのだが、この日の食事は味のレベルも高く、お酒も入っていい気になっていたので、あまり…

龍。

書斎の本棚で、村上龍の単行本を手に取った。わが家には、ここ20年くらいの彼の本が揃っているのだ。パラパラとページをめくる。今から読み返せばほとんどの作品は、やたらと導入部が長く精密に書かれている。むしろ導入部にこそ作品の命が宿っていると考え…

人間にできないこと。

AIの存在感がますます増していくなかでなお、トランザクションのなかで人間が介在するからこそ価値が生まれる、という考え方が残ることは理解できるのだが、その考え方に傾きすぎると見失うものがある。将棋の世界ではよく言われてきたことだが、コンピュー…

好み。

地方では過疎化が進む北海道だが、札幌は相変わらずにぎやかである。海外からの旅行客がどんどん増えている。札幌にせよ大阪にせよ、街中を歩いている観光客は多いのだが、飲食店のなかでは彼らに出くわすことが減る。東京ではそのようなことはないのだが、…

還る。

「6月の北海道は1年でいちばんいい季節だよ」と何人かの人に言われて降り立ったのだが、その言葉通りに素晴らしい気候だった。大通公園ではライラックが咲き、写生をする人や写真を撮る人などが思い思いに過ごす。散歩をするだけでも気持ちいい。北海道に来…

配分。

ここ数年全く勉強していなかった、という話を昨日したが、そもそも考えてみると、この3月くらいまで、家事育児と趣味(将棋)に日々のリソースをかなり振った生活をしていたのかなあ、と思うに至った。仕事もまあ頑張っていた時期もあるけれども、短時間集中…

蓄積。

最近1日のなかで勉強する時間を設けるようになった。案外楽しんで取り組んでいる。日常の仕事に家事育児(最近はかなり減った)、そして趣味の将棋やらなんやらしていると1日の時間はあっという間に過ぎてしまうのだが、少しでもいいのでテキストを開くよう…

邂逅。

父親と久しぶりにいろいろと話したのだけど、さすがにそろそろ親子関係も変わっていくのかなあ、と思わされる邂逅であった。父親はポスト団塊世代というべき年代で、職業柄も比較的草食系と言えるものだったのだが、それでも現役中はそれなりに威厳のある存…

散髪。

実家の近くで髪を切った。隣町まで自転車を駆る。川をトンネルでくぐって、商店街を突っ切るとお目当ての理容室だ。小さい頃から通っていた理容室は、実家から歩いて2分くらいのところにある。たいていの友だちも同じところに通っていたはずだ。まだ千円カッ…